ひさびさに、Access で戯れると ・・・
- 2018/12/22
- 23:27
※また、しばらくして忘れた頃に、依頼があったときのための「覚え書き」ですので、
「いまごろ、そんな情報知ってますよ」 な方は、スルーでお願いいたします。
久々に、Access データベースの修正依頼があって、
古いバージョンのデータベースを、最新の Access2016 に適応するための作業。

※本文と画像はそんなに関連ありません(笑)
昔、触ってたころの古い Access は、画面(フォーム作成)がショボくて、
ユーザーインタフェイスも複雑なので毛嫌いしてたのを思い出した。
久々の Access2016 は、リボンインターフェイスでキレイに見えるけど、
設定部分が複雑なのは昔のまんまだね。
「自由度が高いから」と言ってしまえばそれまでだけど、
「テーブル」「クエリ」「フォーム」・・・それぞれに表示される無数のプロパティシートは、
他のアプリ(Excelなど)の比ではない。
目がなれるまで、やっぱ時間がいるな~(汗)
なんとか、作業をこなして、実行用のPCで検証。
実行用のPCには、Access は入っていないので、
「Microsoft Access 2016 Runtime」をダウンロードしてインストールと ・・・ できない!?

なんで?
「クイック実行形式インストーラー版」って、なに~???
Microsoft のHPで探してみたら、
「クイック実行形式(Click to Run)」で、通称「C2R」というらしい。
参考:同じ PC にインストールできる Office 製品について - Microsoft Office 2016
Office2010 までは、「Windowsインストーラーテクノロジ (MSI)」というインストーラーだけど、
Office2013 からは、「クイック実行形式(C2R)」というインストーラーになったってこと。
Office2013 といえば、パッケージがペラペラの紙にプロダクトキーが印刷されているだけの、
「ダウンロードしてインストしてね」、という形になったバージョンからなんだな。
そうそう、ダウンロードするために、わざわざMicrosoftアカウントを登録しなきゃいけなく面倒になった。
客先のネットが遅いので、自分のアカウントで、インストールファイルをダウンロードして持っていたら、
ライセンスが自分にヒモ付けされて、Microsoftのサポートに電話して直してもらった事もあったな~(^_^;)
確かに、テスト用のPCには、Office Personal 2016(Excel,Word) がインストールされている。
そして、C2Rインストーラーかの見分け方は、
メニューの「アカウント」を開くと、「Excel のバージョン情報」の上に、
「Office 更新プログラム」が表示されていると、「C2Rインストーラー」だということ。
・・・ たしかにね!

それじゃ~「Microsoft Access 2016 Runtime」が、「MSIインストーラー」なわけ?
2016 なのに? ダウンロードなのに?
残念ながら、「Microsoft Access 2016 Runtime」が、
「MSIインストーラー」である、確認の仕方はわからずなんだけど、そうなんだろうと結論。
「C2Rインストーラー」でインストールされたPCには、
「MSIインストーラー」のソフトはインストール出来ない。
その、対処方法がココに書いてあるんだけど、
参考:同一コンピューターでクイック実行および Windows インストーラーを使ってインストールされた Office はサポートされない
対処方法が 「PC から Office をアンインストールする」 ・・・ おいおい (^_^;)
できるわけないじゃん、やる気あんのかMicrosoft! と、怒りながら Webページをみていたら、

画像引用:同じ PC にインストールできる Office 製品について - Microsoft Office 2016
もしかして、「Office Personal 2016」に、「Access 2016 Runtime」はダメだけど、
「Access 2013 Runtime」は、OKだったりして。
やってみるしかない、
「Access 2013 Runtime」をインストールしてみたら、すんなり入ったね。
とりあえず、Access 2016 のデータベースは動くのでなんとかなったけど、
この件については、Microsoftは放置なのかな?
今後どうなるんだろう。
※誰か、情報有ったら教えて~(^_^;)
そして、もう一つ、気になったこと。
新しくなったデータベースを起動させると、毎回、セキュリティ警告が表示される。

「開く」をクリックすれば済むんだけど、毎回だと、うっとうしいね。
Access がインストールされていれば、
「セキュリティセンター」ダイアログボックスから、「信頼できる場所」に、
データベースファイルを置いている場所を指定すれば良いんだけど、
Runtime なので、そんなダイアログボックスなんて無い。
Access をインストールしているPCの、レジストリを辿ると、
[Office] [Access] [Security] [Trusted LOcations] の下に
[Location0] というところに、「信頼できる場所」の情報が書き込まれているので、

この部分を、Runtime で稼働させるPCのレジストリに、
移植すればセキュリティ警告が表示されなくなるみたい。

※あくまで、「やってみたらうまくいった」的な情報なので、よい子はまねしないように。
なんか、ちょっとモヤモヤするな~。
