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ECU -> R-ECU

 
いまの車は、アナログ的なキャブレターじゃなくて、インジェクターから燃料を噴射させている。

いわゆる「FI」と呼ばれているもので、オートバイも「FI」化が進んでいて、いまや原付(50cc以下)のバイクにだって「FI」になっている。


そして、そのインジェクターをコントロールしているのが「ECU」。


ECUとは、「エレクトロニック コントロール ユニット」 又は、「エンジン コントロール ユニット」の略で、各センサーからの情報を元に、エンジンの燃料 噴射量や噴射時間を決定する部品。


キャブレター時代には、機械(アナログ)的 + 人の感覚で調整していた事柄を、ほとんど自動でやってくれる賢い奴。


ざっくり言うと、バキューム センサー(エアフロー メーター、エアフロ- センサー、マップセンサー)から、エンジンに入いる空気の量(または負圧)を測定し、吸入空気量に見合った燃料の量をインジェクタから噴射させる。


細かく見てみると・・・。

・吸気温センサーで、吸入空気の温度を測定する。

・スロットル ポジション センサー(アクセレーション センサー)から情報をもとに、現在アイドリングなのか、フル スロットル状態なのか、それとも通常の走行状態なのかを判別、フルスロットルなら大幅に燃料を増量させる。

・クランク角 センサー エンジンのピストンがどの位置にいるかを判断。

・水温センサーから、エンジンの冷却水の水温を元に、水温が低いほど燃料をたくさん出すようにする。

・ノック センサー(ノッキング センサー)は、エンジンの負荷増大によるノッキングを検知して点火時期の制御をする。

・O2センサーでは、 排気ガス中の酸素濃度を測定して、空燃比(空気とガソリンの混合割合)を調整する。


・・・等々。




あんまり知ったかぶりで書くと、無用な突っ込みをもらうので本題に(^_^;)



むろん、VMAX17もECUを搭載している。

しかしそれは、排ガス規制と、騒音規制のために制限された吸排気システムに合わせた燃調と、180km/hの速度リミッターが設けられている。


燃調は、その後の計画でなんとでもなるものの、問題なのが速度リミッター。


おおよそ、8000rpmぐらいで回して行くと、3速 でリミッターが効いてしまうので、頭打ちになってしまい、4-5速の燃調マップが作れない。


リミッターが効くレベルになるとスピード信号を、半分に変換して、200km/hなら100km/hに、300km/hなら150km/h、みたいな感じで偽装?した信号をECUに送る「リミッターカット」回路も販売しているみたいだが、不安定で誤作動も多いと言う話を聞いている。

誤作動の原因は、電子回路に不慣れなショップが、ノイズ対策も考えないで取り付けしちゃうからだと思うが・・・。


ただ、最高速を体感したいのなら、これでもイイんだけど、目的が違うのでパス。



US-YAMAHAが販売している、R-ECU(レース用ECU)を使用することにする。


P9220191.jpg



R-ECUとは、アメリカで、US仕様であるSTARVMAX用オプションとしてのみ販売される、クローズドコース用ECU。

たぶん、アメリカではドラッグレースなどに参戦するプライベーター向けに用意されたもので、US仕様の速度リミッター上限を引き上げる、ヤマハ純正の完全ポン付け商品。

ダイノマシンテストではストックECUが145mph(約233km/h)で頭打ちになるのに対し、R-ECUだと168mph(約270km/h)まで出るとか。


US仕様であるSTARVMAXには、ポン付けなのだが、日本仕様のVMAXでは、そう簡単には換装できない。


調べてみると、ECUに繋がれているコネクタのピンアサインが違う。

P5220011.jpg


US仕様STARVMAXのピンアサイン

ag_us.jpg


日本仕様(フランス仕様)VMAXのピンアサイン

ag_FR.jpg


これを、差し替えすることにより、R-ECUが機能することになる。


このてのコネクタは、専用工具が無いとピンを抜くことができない! と思いきや。

ロック解除キー(ポッチ)が付いており、それを押し込むことにより、すべてのピンがフリーになる。

 (なんか、何かの策略に誘われているような)

後は、ピンアサイン図に従って、時限爆弾処理よろしく、コードの色を間違えないように差し換えるだけだ。


ピンがフリーになるとは言え、かなり抜けにくく、ドキドキしながら、1本、1本、慎重に抜き差しする。

 ・・・時間制限は無いので、焦らなくていい。



無事完了~♪



これによって、4速、5速でも10,000rpmまで回るようになるはず。


ただし、弊害もある。

・イモビが機能しなくなる ・・・ しょうがないね。

・メンテナンスモードが無い ・・・ R-ECUにはプログラムされていない。

・燃料が少なくなっても省エネモードにならない ・・・ レース用ですから(笑)

・低回転のトルクが無くなると言われている ・・・ 問題無いレベルだと思う。





 一つ、呪縛がとけた。














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