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山岳スキー(スノボー)の危険

八甲田山で今シーズンに入って立て続けに、2件もの遭難騒ぎが起こっている。

いずれも無事救出されて、ほっとしているがシーズンも始まったばかりなのに、なんか異常な感じがしている。

「八甲田山ロープウエー」で行く山頂からのコースは、コースと言ってますが、通常のスキー場ではありません。

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正しい知識、技術、装備を持たなければ大変危険な、オフピステ(off piste)「バックカントリー(backcountry)」と言っても良いでしょう。

コースは、10メートル間隔でたてられたポールが道しるべになっているだけです。 むろん圧雪・整地などされていませんし、積雪が有った日は膝までの深雪だったりしますので、不整地&深雪滑走ができる技量が必要です。 また、林の中では、木々の間が数メートルほどしかない所を滑り降りなければなりませんので確実にターンもできなければなりません。
普通の圧雪されたゲレンデしか滑ったことのない人が、いきなり行くと死ぬほど嫌な思いをします。 

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何より危険なのは、「ちょっとなら」とコースを外れてしまうことです。「八甲田山」はいくつもの沢が広がっていますので、コースを外れてしまうと、沢に滑り込んでしまい戻れなくなってしまいます。

戻れないとは?・・・と不思議に思う人もいると思いますが、雪山での遭難時の致命的なのが体力の消耗です。 豪雪地帯の人は経験できると思いますが、積雪が2mにもなるとスノーシューを履いていない、言わば「ツボ足」だと、腰まで雪に埋もれてしまいます。 この状態での移動は困難を極めます。

もう一つは、雑木林に入った時の方向感覚の麻痺です。 夢中になって滑っているうちにコースを外れ元のコースの方向がわからなくなってしまうことです。
何も目印が無い、白と黒の世界では感覚が麻痺し、全く別な方向に進んでしまうこともあります。

山の天気は変わりやすいのも、頭に入れておかなければなりません。 急な吹雪や霧の発生は、10m間隔のポールさえ視界から消えてしまいます。 

こんな感じ・・・ホワイトアウト(中央の人物との距離約5m)
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山岳スキー・スノーボードは、自然を満喫できるすばらしいものがあります。

くれぐれも、無理をしないで楽しいスキー&スノーボードを楽しみましょう。



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